諏訪市議会 2020-12-10
令和 2年第 6回定例会−12月10日-05号
◎金子ゆかり 市長 おはようございます。それでは、本日追加提案をいたしました議案につきまして、御説明を申し上げます。
議案第61号令和2年度諏訪市
一般会計補正予算(第9号)は、6月定例会でお認めをいただきました
ひとり親世帯臨時特別給付金につきまして、国が再支給の方針を示したことに伴い、民生費の児童福祉費に給付金の支給に要する経費として2,613万3,000円を計上するもので、累計額は275億7,111万9,000円となります。なお、補正額の全額を国の
母子家庭等対策総合支援事業費補助金により措置をいたしました。
新型コロナウイルス感染症の影響によって、依然として厳しい状況にある独り親家庭に対し、年内に給付金をお届けできるよう早急に対応してまいります。以上で追加議案の説明を終わります。よろしく御審議をいただきますようお願い申し上げます。
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○伊藤浩平 議長 質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第61号は、
社会文教委員会に付託いたします。
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△日程第 2
議案第48号 諏訪市
国民健康保険税条例の一部改正について
○伊藤浩平 議長 これより議案第48号諏訪市
国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎吉澤美樹郎
社会文教委員長 議案審査の報告に先立ち、
社会文教委員会は、今定例会で当委員会に付託された議案を審査するに当たり、12月3日に全委員出席の下、関係部長、次長、課長、係長の出席を求め、慎重に審査を行ったことをまずもって報告いたします。
議案第48号諏訪市
国民健康保険税条例の一部改正については、地方税法等の改正により個人所得課税の見直しが行われたことに伴い、国民健康保険税の減税の対象となる所得の基準について、見直し前と同様の水準を維持するよう、
基礎控除額相当分の基準額を10万円引上げ43万円とするなどの改正が行われるもので、令和3年度の保険税より適用されるものであります。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
○伊藤浩平 議長
社会文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
これより議案第48号に対する討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第48号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第 3
議案第49号 諏訪市
後期高齢者医療に関する条例及び諏訪市
公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について
○伊藤浩平 議長 これより議案第49号諏訪市
後期高齢者医療に関する条例及び諏訪市
公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正についてを議題といたします。総務産業、社会文教両常任委員長の報告を求めます。
総務産業委員長
◎牛山智明
総務産業委員長 議案審査の報告に先立ち、
総務産業委員会は、今定例会で当委員会に付託された議案の審査に当たり、12月3日に全委員出席の下、関係部長、局長、課長、室長、係長の出席を求め、慎重に審査を行ったことをまずもって報告いたします。
それでは、議案第49号諏訪市
後期高齢者医療に関する条例及び諏訪市
公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について報告いたします。
これは地方税法等の一部を改正する法律の施行により、令和3年1月1日から延滞金の割合等が見直されることに伴い、「特例基準割合」が「
延滞金特例基準割合」に用語の改正がされるものです。
それでは、当委員会に付託された諏訪市
公共下水道受益者負担に関する条例について報告いたします。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会では全会一致可決であります。
○伊藤浩平 議長
社会文教委員長
◎吉澤美樹郎
社会文教委員長 それでは、報告いたします。議案第49号諏訪市
後期高齢者医療に関する条例及び諏訪市
公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正についての当委員会に付託された諏訪市
後期高齢者医療に関する条例について報告をいたします。
改正の内容は、令和3年1月1日から地方税における延滞金の割合等が見直されることに伴い、延滞金を規定している本条例について、所要の改正が行われるものであります。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
○伊藤浩平 議長 両常任委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
議案第49号の討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第49号を採決いたします。本案に対する両委員長の報告は可決であります。本案は両常任委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第 4
議案第50号 金銭物品等の寄付募集に関する条例を廃止するについて
議案第51号
諏訪広域連合規約の一部変更について
○伊藤浩平 議長 議案第50号金銭物品等の寄付募集に関する条例を廃止するについて及び議案第51
号諏訪広域連合規約の一部変更についてを一括議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎吉澤美樹郎
社会文教委員長 それでは、報告をいたします。
議案第50号金銭物品等の寄付募集に関する条例を廃止するについては、寄附の募集に伴う詐欺や寄附の割当て等の不正行為から市民を守ることを目的として昭和32年に本条例が制定され、寄附行為の公明性と市民意識の向上が図られてまいりました。一方で、社会情勢の進展に伴い寄附募集の形態が多様化し、一つの自治体で許可制を取ることが実情に即さなくなってきているなどの理由により、本条例が廃止されるものであります。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
次に、議案第51
号諏訪広域連合規約の一部変更については、広域連合で実施されております介護保険事業に係る構成市町村の負担額について、保険給付費の総額が年々増す中、給付と負担のバランスに配慮した適正な割合とするため、広域6市町村で協議が重ねられてまいりました。10月29日に開催された正副連合長会議において新たな負担割合について合意が得られたことに伴い、広域連合規約の一部を変更するため、地方自治法の規定に基づき、議会の議決が求められているものであります。
質疑では、
保険給付費関係経費の割合を人口割90%、保険給付費割10%から、人口割80%、保険給付費割20%に変更し、
地域支援事業費関係経費を高齢者人口割にするとのことであるが、試算で諏訪市における負担の増減はどうなるのかとの問いに、令和2年度の当初予算にて試算したところ、
保健給付費関係経費では約262万円の負担減、
地域支援事業費関係経費では約653万円の負担減となるが、受託事業費は約1,436万円の配分減となるとの答弁。
地域支援事業費関係経費を高齢者人口割にする意図はとの問いに、実際にサービスを受ける方は65歳以上の高齢者であるため、高齢者人口割にするほうが実態に即していると協議されてきたとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
○伊藤浩平 議長
社会文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
議案第50号の討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第50号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○伊藤浩平 議長 これより議案第51号の討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第51号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第 5
議案第52号 市道路線の廃止について
議案第53号 市道路線の認定について
○伊藤浩平 議長 これより議案第52号市道路線の廃止について及び議案第53号市道路線の認定についてを一括議題といたします。
総務産業委員長の報告を求めます。
総務産業委員長
◎牛山智明
総務産業委員長 それでは、議案第52号市道路線の廃止について及び議案第53号市道路線の認定についての2件を一括して報告いたします。
議案第52号市道路線の廃止について及び議案第53号市道路線の認定については、(仮称)
諏訪湖スマートインターチェンジ計画に基づく用地取得に伴い、市道33138号線を廃止し、起点を変更し、市道として認定されるものであります。また、中洲中金子にある市道53102号線につきましては、市道の重複区間を解消するとともに、市道幅員を現況に合わせるため起点及び中点を変更し、改めて市道として認定されるものであります。
質疑では、市道53102号線について起点と終点が入れ替わっているがなぜかの問いに、基本的に幹線道路から支線側に向かって起点から終点という決まりがあり、このルールに従って見直しをしたためとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会では全会一致可決であります。
○伊藤浩平 議長
総務産業委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
これより議案第52号及び議案第53号の討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第52号及び議案第53号を一括採決いたします。本案2件に対する
総務産業委員長の報告は可決であります。本案2件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案2件は原案のとおり可決されました。
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△日程第 6
議案第54号 公の施設の指定管理者の指定について
議案第55号 公の施設の指定管理者の指定について
議案第56号 公の施設の指定管理者の指定について
議案第57号 公の施設の指定管理者の指定について
○伊藤浩平 議長 議案第54号公の施設の指定管理者の指定についてから議案第57号公の施設の指定管理者の指定についてまでの4件について一括議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎吉澤美樹郎
社会文教委員長 議案第54号公の施設の指定管理者の指定についてより議案第57号公の施設の指定管理者の指定についてまでを一括報告いたします。
議案第54号公の施設の指定管理者の指定については、諏訪市
総合福祉センター内の諏訪市障がい
者デイサービスセンターの指定管理者を定めるにつき、地方自治法の規定に基づき、議会の議決が求められているものであります。
質疑では、諏訪市障がい
者デイサービスセンターの利用は、諏訪市在住者のみであるのかとの問いに、諏訪市在住以外の方も利用をしている。各市町村を通して支払われている給付費によって運営費が賄われているとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
次に、議案第55号公の施設の指定管理者の指定については、諏訪市
総合福祉センター内の諏訪市障がい者自立センターの指定管理者を定めるにつき、地方自治法の規定に基づき、議会の議決が求められているものであります。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
次に、議案第56号公の施設の指定管理者の指定については、諏訪市
福祉作業所さざ波の家の指定管理者を定めるにつき、地方自治法の規定に基づき、議会の議決が求められているものであります。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
次に、議案第57号公の施設の指定管理者の指定については、諏訪市障がい者就労支援施設あおぞら工房諏訪の指定管理者を定めるにつき、地方自治法の規定に基づき、議会の議決が求められているものであります。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
○伊藤浩平 議長
社会文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
議案第54号から議案第57号までの4件について一括して討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより、議案第54号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○伊藤浩平 議長 これより議案第55号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○伊藤浩平 議長 これより議案第56号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○伊藤浩平 議長 これより議案第57号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第 7
議案第58号 令和2年度諏訪市
一般会計補正予算(第8号)
○伊藤浩平 議長 議案第58号令和2年度諏訪市
一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。両常任委員長の報告を求めます。
総務産業委員長
◎牛山智明
総務産業委員長 それでは、議案第58号令和2年度諏訪市
一般会計補正予算(第8号)について報告いたします。
補正額3億2,389万2,000円で、累計額は275億4,498万6,000円となります。特定財源は2億2,378万2,000円で、一般財源必要額は1億11万円となり、地方特例交付金、地方交付税及び繰越金をもって措置されます。
なお、本年度の人事院勧告に基づく条例改正及び職員の異動等に伴う職員の人件費の増減額が各費目に計上されるとともに、議員期末手当が減額計上されており、人件費として合計4,747万2,000円が減額されております。
それでは、当委員会に付託された部分について報告いたします。
議会費は、議員人件費等の補正です。
総務費は、総務管理費に
新型コロナウイルス感染症を契機とした業務のIT化及びスマート化の一環として、議事録作成支援ソフトの導入経費が新たに計上されました。
農林水産業費は、農業費に諏訪平土地改良区の農地基盤整備事業に係る業務量の増加に伴う会計年度任用職員の配置及び換地計画基礎調査に要する経費が計上されるとともに、大碇水系の浸水対策として、農業用水路などに水量調整施設を新たに設置するための経費が計上されました。
商工費は、諏訪商工会議所が実施する販売促進イベントに対する負担金及び店舗等立地促進補助金の追加経費が計上されました。また、感染症対策として要件等を大幅に拡充した制度資金に対する保証料補給金の追加分が計上されております。
観光費には、霧ヶ峰スキー場やキャンプ場などの公共施設を含めた霧ヶ峰高原一帯の活性化に向け、今後の観光振興の在り方と方策を検討するための調査経費が新たに計上されました。
土木費は、都市計画費に諏訪大社上社本宮周辺にポケットパークを整備するための経費が計上されました。
消防費は、防災費に、過日落雷により故障した防災行政無線屋外拡声子局の修繕経費が計上されるとともに、
新型コロナウイルス感染症対策として頂いた寄附金を活用し、広域避難所に配備する浄水器等の購入経費が計上されました。
公債費は、市債の利率見直しに伴う元金と利子の増減分及び令和元年度に借り入れた市債の借入利率確定に伴う利子の不用見込額が減額計上されるものであります。
予算の第2条は繰越明許費で、土地改良事業費ほか4事業について年度内に執行が終了しない見込みのため、事業費が翌年度に繰り越しされるものであります。
予算の第3条は債務負担行為の補正で、スマートインター整備事業ほか3事業について、それぞれその期間及び限度額を定め、債務負担行為として追加されるものであります。
予算の第4条は地方債の補正で、土地改良事業ほか2件の限度額の変更で、限度額全体では2,440万円が増額されるものであります。
主な質疑では、防災費について、落雷によって故障した防災行政無線には落雷対応の遮断装置が装備されているのか、また今後つけるのかの問いに、標準品にはついていない、つけられるものかを含め今後検討するとの答弁。
購入する5台の浄水機はどこに保管するのかの問いに、城南小、四賀小、豊田小、中洲小、湖南小の防災倉庫に置くとの答弁。
商工費の店舗等立地促進補助金の対象であるアーク諏訪の補助の対象期間はの問いに、1年目は100分の100、2年目は100分の80、3年目は100分の60の3年間であるとの答弁。
観光費の霧ヶ峰活性化調査等事業委託について、募集する業者は何社あるのか、またその実績はあるのかの問いに、調査会社は何社もあり実績もある。プロポーザル方式で入札予定なので、どんな実績やノウハウがあるかなど審査していきたいとの答弁。
霧ヶ峰活性化について、委員会等の立ち上げはあるのかの問いに、基本的には霧ヶ峰の旅館経営者の方たちの御意見を多く取り入れてつくっていくということで進めたいと思っているため、委員会を設置する予定はないとの答弁。
農業費の大碇水系の水量調整施設の工事は具体的にどのようなものかとの問いに、大碇水門の現在せき止めてある板を構造的にハンドル方式にして上下させるといったものにし、作業性、安全性に配慮した機構にすることを考えているとの答弁。
都市計画費の上社周辺のポケットパークはどういうものなのかの問いに、国の補助対象とならない小規模公園で、県独自の補助金として整備するものであるとの答弁。
今回の対象地は市の土地か民有地かの問いに、候補地は民有地のため、持ち主と交渉する。補助要件が最低5年程度は公園として利用するとなっているので、無償で5年間賃貸契約を結び、その後、契約が満了して延長できない場合は原状復帰して返却するとの答弁。
ポケットパークが整備されるまでの経緯はの問いに、今年に入ってから、上社周辺まちづくり協議会が上社東参道上の桔梗屋を拠点整備するということで、それをサポートする意味であり、隣接地が空いていたので、ポケットパークを整備し町並み景観をつくっていきたいとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会では全会一致可決であります。
○伊藤浩平 議長
社会文教委員長
◎吉澤美樹郎
社会文教委員長 議案第58号令和2年度諏訪市
一般会計補正予算(第8号)の当委員会に付託された部分について報告をいたします。
初めに、総務費は、補正額132万2,000円で、戸籍住民基本台帳費に個人番号カードの交付枚数の増加に伴う会計年度任用職員の追加配置及び個人番号カード管理システムの構築に要する経費が計上されました。
民生費は、補正額2億5,394万2,000円で、社会福祉総務費に国民健康保険特別会計への繰出金として、保険基盤安定負担金の額の確定に伴う増額分及び普通交付税における国保財政安定化支援事業の措置額の確定に伴う増額分が計上されました。
また、障害者福祉費には、利用者の増加などに伴う相談支援給付費及び訓練等サービス給付費等の追加計上がされるとともに、障がい福祉サービスに係る報酬改定等に伴うシステム改修経費が計上されました。
介護保険関連事業費には、市内に新設する小規模多機能型居宅介護事業所への補助金が計上され、
後期高齢者医療・保健費には、療養給付費負担金等の額の確定に伴う長野県
後期高齢者医療広域連合への負担金及び
後期高齢者医療特別会計への繰出金の増額分が計上されました。
また、児童福祉費には、事業所内保育事業所や私立認定こども園に対する
施設型給付費等負担金の追加分が計上され、生活保護費には医療扶助費等の増加に対応する経費が計上されました。
衛生費は、補正額5,290万円で、保健衛生費に地域の基幹病院である諏訪赤十字病院に対する
新型コロナウイルス感染症対策に係る支援金が新たに計上され、清掃費には大型可燃物及び不燃物等の処理に係る追加経費が計上されました。
教育費は、補正額1,142万2,000円で、教育総務費の未来創造ゆめスクールプラン事業費に上諏訪小学校の開設に当たって必要となる備品等の購入経費及び高島小学校の閉校記念式典の開催に対する負担金が計上されるとともに、小学校費及び中学校費には、国のGIGAスクール構想に基づき整備を進めているタブレット端末の教職員向け操作研修経費が計上されました。また、保健体育費には、1年延期となり来年4月に予定されます東京オリンピック聖火リレーの関係経費が計上されました。
また、予算の第2条は繰越明許費で、東京2020オリンピック競技大会聖火リレー関係経費について、年度内に執行が終了しない見込みのため、事業費が翌年度に繰り越されるものであります。
予算の第3条は、小学校費及び中学校費のALT派遣業務委託料及びすわ大昔情報センター運営委託料について、本年度からの準備期間を含め事業期間が令和5年度まで及ぶため、それぞれ期間及び限度額を定め、債務負担行為として追加補正がなされました。
予算の第4条は地方債の補正で、高島小学校多目的ホール非構造部材耐震改修事業の限度額の変更で、130万円の増であります。
主な質疑では、聖母幼稚園の給付費等の見込みにずれが生じたとの説明であるが、特別な理由があるのかとの問いに、聖母幼稚園は今年4月より認定こども園に移行している。これまでは教育委員会の範疇として私学助成や就学奨励費で賄われてきたが、認定こども園となることで給付の仕組みが変わることとなった。当初予算の編成時に確定しなかった部分もあり、ずれが生じてしまった。本年度の実績により来年度はもっと精査された数字が計上できるであろうとの答弁。
生活保護措置費が増加しているが、どういった内容によるものか実態について伺いたいとの問いに、医療費が主なものであるが、入院された人の件数が多く、昨年同時期に比べ39人増えていることが要因。入院に関わる医療費が9月末の段階で既に2,600万円増えているとの答弁。
諏訪赤十字病院への救急車の導入支援は諏訪市単独で行うのかとの問いに、諏訪市単独で行う。諏訪赤十字病院は市民病院としての役割を担う救急指定病院である。新型コロナウイルス感染者の搬送のための救急車導入を支援し、市民の安全と安心を支援したいとの答弁。
救急車の導入支援については、諏訪赤十字病院から要請があったのかとの問いに、国・県から受けられる補助の内容が最近確定したところである。補助対象とならない救急車について、導入支援の要請を受けたとの答弁。
資源物の金属類の処理費について、排出量が増えた上に売却もできないため費用がかさんでいるとの解釈でよいのかとの問いに、そのとおりであるとの答弁。
端末操作支援業務委託料の業務内容について、いつ頃からどのくらいの頻度でどのような内容で行われるのかとの問いに、令和3年1月末に端末が納品される。その後、年度末までに各校に3回の操作指導を受ける予定で、1回の研修は4時間以内程度を想定しているとの答弁。
1年延期となった東京オリンピック聖火リレーの事業内容に変更等はあるのかとの問いに、事業内容に変更はほぼない。既にかかった経費以外を計上しているので、ほぼ同額の内容となっているとの答弁。
すわ大昔情報センターの運営委託料は前回と比べ増減はあるのかとの問いに、開館日の日数が減るため、前回の委託料よりは全体として減っているが、基本的に1日の単価は変わっていないとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
○伊藤浩平 議長 両常任委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第58号を採決いたします。本案に対する両常任委員長の報告は可決であります。本案は両常任委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第 8
議案第59号 令和2年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第60号 令和2年度諏訪市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
○伊藤浩平 議長 議案第59号令和2年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)及び議案第60号令和2年度諏訪市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を一括議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎吉澤美樹郎
社会文教委員長 それでは、報告をいたします。
議案第59号令和2年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、補正額8,177万7,000円で、累計額は49億684万1,000円となりました。補正の内容は、国民健康保険基金への積立金及び実績確定による保険給付費等交付金の償還金が計上されるもので、繰越金及び保険給付費等交付金返還金による措置がなされました。
なお、保険基盤安定負担金及び財政安定化支援事業の額の確定に伴い、一般会計からの繰入れが増額され、保険税が減額計上されております。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
次に、議案第60号令和2年度諏訪市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、補正額1,340万2,000円で、累計額は7億6,668万2,000円となりました。補正の内容は、長野県
後期高齢者医療広域連合への保険料等納付金及び保険基盤安定負担金の額の確定に伴う不足分が追加計上されるもので、一般会計からの繰入金及び繰越金により措置がなされました。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
○伊藤浩平 議長
社会文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
議案第59号令和2年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第59号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○伊藤浩平 議長 議案第60号令和2年度諏訪市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第60号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第 9
議員議案第 4号
諏訪市議会議員の政治倫理に関する条例を定めるについて
○伊藤浩平 議長 議員議案第4号
諏訪市議会議員の政治倫理に関する条例を定めるについてを議題といたします。提出者より説明を求めます。近藤一美議員
◆5番(近藤一美議員) 議員議案第4号
諏訪市議会議員の政治倫理に関する条例を定めるについて、提案説明をさせていただきます。
諏訪市は、昭和16年に市制を施行して以来79年間にわたり、多くの先人たちの努力により目覚ましい発展を遂げてまいりました。また、地方分権の進展により、議員の果たすべき責任や役割はますます大きくなってきております。こうした中、議員が市民の負託に応え、市民福祉の向上及び地域社会の活力ある発展を目指していくためには、これまで以上にその責務を果たすことが求められております。
諏訪市議会は様々な議会改革に取り組み、議会あり方等検討会を設置し、7年間にわたり市民参加の推進及び情報公開を積極的に進め、市民に信頼される議会を目指し、協議・検討を重ねてまいりました。そして、平成30年12月議会において、議会及び議員の活動規範として諏訪市議会基本条例を制定いたしました。
そして、令和元年6月に議会改革推進特別委員会を設置し、議会改革に取り組んでまいりました。令和2年9月には、諏訪市議会基本条例制定後1年を経過したので、検証シートを作成し各項目ごとに達成度を確認し、今後の議会改革の進め方の検討を実施してまいりました。並行して、諏訪市議会基本条例第8条議員の政治倫理に基づき、
諏訪市議会議員の政治倫理に関する条例の制定に向けて検討を重ねてまいりました。
ここに、市民に信頼される議員を目指して、議員が守るべき政治倫理基準を定めた
諏訪市議会議員の政治倫理に関する条例を制定するものであります。全議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
○伊藤浩平 議長 提出者に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議員議案第4号については、諏訪市議会会議規則第37条第3項の規程により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、議員議案第4号は委員会の付託を省略することに決定いたしました。
討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議員議案第4号を採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第10
議員議案第 5号 意見書の提出について(
国土強靱化対策等の社会資本整備の推進を求める意見書)
○伊藤浩平 議長 議員議案第5号
国土強靱化対策等の社会資本整備の推進を求める意見書の提出についてを議題といたします。提出者より説明を求めます。牛山智明議員
◆2番(牛山智明議員) 議員議案第5号
国土強靱化対策等の社会資本整備の推進を求める意見書の提出について説明します。
本議案は彩風すわより要望を受けてのものとなります。
近年、我が国は、気象の急激な変化等により、豪雨、暴風・波浪、地震など自然災害の頻発化・激甚化にさらされており、住民の安心・安全が脅かされる甚大な被害が発生しています。
こうした自然災害に備え、国民の生命・財産を守る「防災・減災、国土強靱化」の取組は、一層重要性が増しており、喫緊の課題となっています。
本市においては、住民の生命と財産を守ることを最優先に、大規模自然災害が発生しても機能不全に陥らせず、迅速な復旧復興が可能で強靱な地域づくりを推進するため、国土強靱化の取組を推進しています。
よって、国においてはこれらの状況を踏まえ、対策を推進していくうえで、十分な予算を安定的かつ継続的に確保する必要があり、次の事項について措置されるよう、強く要望します。
6項目のうち特に1、「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」終了後も制度の拡充等を行い、国土強靱化等のための予算を5か年以上別枠で確保するとともに防災・減災に係る事業は、地域の実情を踏まえ、要件の緩和を講じること。
2、気候変動等を踏まえた治水事業の加速と財源を確保すること。
ほか4項目については御賛同いただいておりますので、省略いたします。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。全議員の御賛同のほどよろしくお願いいたします。
○伊藤浩平 議長 提出者に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議員議案第5号は、諏訪市議会会議規則第37条第3項の規程により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、議員議案第5号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。
討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議員議案第5号を採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、議員議案第5号は原案のとおり可決されました。
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△日程第11
陳情第16号 安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための陳情書
○伊藤浩平 議長 陳情第16号安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための陳情書を議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎吉澤美樹郎
社会文教委員長 社会文教委員会は、付託された陳情につき、12月3日に全委員が出席し、関係部局の意見を伺い慎重に審査をいたしました。
陳情第16号安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための陳情書について、報告をいたします。
陳情者は、地域医療と公立・公的病院を守る長野県連絡会として、長野県保健医協会会長 宮沢裕夫氏、ほか7団体であります。
陳情の内容は、2020年の新型コロナウイルスによるパンデミック(感染爆発)は、日本国内でも経済活動や国民生活に大きな影響を及ぼし、医療崩壊が取り沙汰されるなど、国民の命と健康が脅かされる事態が広がった。
この
新型コロナウイルス感染症対策の教訓を経て、国民の命と健康、暮らしを守るためにも、そして新たなウイルスの感染拡大や自然災害などの事態の際に経済活動への影響を最小限に抑え込むためにも、医療、介護、福祉、そして公衆衛生施策の拡充は喫緊の課題である。よって、以下の事項、1.今後も発生が予想される新たな感染症拡大などの事態にも対応できるよう、医療、介護、福祉に十分な財源確保を行うこと。公立公的病院の統合再編や地域医療構想を見直し、地域の声を踏まえた医療体制の拡充を図る。3.安全・安心の医療・介護提供体制を確保するため、医師・看護師・医療技術職、介護職等を大幅に増員すること。4.保健所の増設・保健師等の増員などの公衆衛生行政の拡充を図ること。ウイルス研究、検査・検疫体制などを強化・拡充すること。5.社会保障に関わる国民負担軽減を図ること。この5項目について、国に対する意見書の提出を求める陳情書が提出されたものであります。
審査での主な意見として、公立公的病院の統合再編や地域医療構想を見直し、地域の声を踏まえた医療体制の拡充を図るとあるが、令和元年9月には、国は全国の公立公的病院の統合再編の議論が必要と言われている病院の実名を公表し、令和2年までに方針を示すよう地方に要請したところ、地方からは、地域医療への不安が広がっている実情を考慮してほしいと国への批判が高まり、国は統合再編の検討期限を撤回し、混乱を招いたことを陳謝している。その後方向は示されておらず、現時点で意見書を出すのは時期尚早であるとの意見。
保健所の増設・保健師等の増員など公衆衛生行政の拡充を図ること。ウイルス研究、検査・検疫体制などを強化・拡充することとあるが、保健所の増設については、施設を増やして経費をかけるべきではなく、新型コロナ感染症対策として検査体制を拡充することが大切であると考えるとの意見。
安全・安心の医療・介護提供体制を確保するため、医師・看護師・医療技術職、介護職等を大幅に増員することについて、大学等のシステムを変え定員を増やし、根本から増員を図るのか。新型コロナ感染症に対し緊急的に増員を望むのか判断しかねるとの意見。
社会保障に関わる国民負担軽減を図ることについては、文面からは負担軽減対象が幅広く判断しかねるとの意見。
陳情の趣旨は理解できる。医療関係8団体が連名で提出していることからも、現場の意見として受け入れたいとの意見がありました。
また、陳情者の意見聴取ができなかったため、陳情趣旨の確認と意見書の文面の修正が可能か確認したいとの理由から、継続審査を求める意見があり、採決を行った結果、賛成少数にて継続審査は否決となりました。
討論では、国が方針を示していない中で、見直しを求めるのは理解できない。また、人員不足については、人員を派遣できる体制もある。まずは活用からではないか。保健所に関しては、施設を増やして経費をかけるべきではないと考える等の理由により、本陳情については不採択としたいとの討論。
新型コロナウイルス感染拡大の中で、医療従事者は必死で現場を支えている。人員の拡充、検査体制の強化への切実な要望は理解できるため、本陳情に対しては採択としたいとの討論がありました。
採決の結果、当委員会では、賛成少数により不採択であります。
○伊藤浩平 議長
社会文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
陳情第16号について、討論に入ります。討論はございませんか。
〔「議長4番」の発言あり〕
○伊藤浩平 議長 廻本多都子議員
◆4番(廻本多都子議員) 陳情第16号について、委員長報告に対して反対討論を行います。
本陳情は、長野県保健医協会、長野県民主医療機関連合会、長野県難病患者連絡協議会、長野県社会保障推進協議会、長野県障害者運動連絡協議会、長野県労働組合連合会、長野県自治体労働組合連合、長野県医療労働組合連合会等の医療機関団体や労働組合など8団体の連名の陳情であります。
コロナ感染症の拡大によって、医療・介護現場の不安、そしてまた医療崩壊が取り沙汰されていることで国民の命と暮らしが脅かされている事態が広がっていること。今まさに新型感染症と闘っている中で、今後また新たなウイルスの感染拡大、また自然災害などの事情による経済活動への影響を最小限に抑え込み、国民が安心して暮らせる社会の実現のために、政府に対して5項目の事項の要請を意見書として議会からの提出を求めるものであります。
5項目については、医療・福祉・介護・公衆衛生の拡充を求めるものであり、特に医療の逼迫は連日のように出される都道府県知事や政府の専門家会議での会見で明らかになっています。感染拡大によって、他の疾病による医療が必要な人まで医療が受けられない事態が起こってはいけないと、関係者は繰り返し訴えています。
また、保健所では24時間体制でこの感染症の対応に追われ、当市においても保健所へ保健師の派遣を検討している状況です。北海道や比較的医療が充実していると思われる大阪でも、自衛隊への看護師派遣の要請を行っているところであります。医療従事者・介護職・保健所の体制強化は、国民の命を守る立場での全く当然の要望であり必然であります。
当日、陳情説明に来れなかったことは残念ではありますが、この御時世、感染拡大の真っただ中で懸命に国民の命と現場で戦っている方たちです。来れなかった事情も理解できます。
また、議会はこの陳情を審議する立場であり、担当部署の御意見もいただきました。連日報道されている感染拡大による医療現場は特別なことではなく、日本全国で起こっていることです。よく事情が分からない、判断ができないということはないと考えますし、採択しない理由にもなりません。日々現場で頑張っている医療・介護・福祉・保健所の皆さんに感謝し、この陳情を採択すべきとして、委員長報告に反対とします。以上です。
○伊藤浩平 議長 討論はございませんか。
〔「議長8番」の発言あり〕
○伊藤浩平 議長 小山博子議員
◆8番(小山博子議員) 陳情第16号安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための陳情書について、委員長報告に対して賛成の立場で討論いたします。
まず、書面から、今回の陳情は新型ウイルス感染対策の教訓を経て、医療、介護、福祉、公衆衛生施設の充実を図ってほしいとの趣旨です。その理由として、一つは国民の命と健康を守るために、もう一つは新たなウイルスの感染拡大や自然災害などの事態の際に経済活動への影響を最小限に抑え込むためと読み取り、審査を行いました。
公立公的病院の再編・統合については、国から令和元年9月に発表されましたが、地方からの批判が高まり、国は混乱を招いたと陳謝し撤回をいたしました。コロナ禍において、統合・再編の検討は一旦中断されており、示されておりません。
また、検査体制の充実を図るのは、保健所の増設ではなく検査に当たる人員の確保です。人員不足の際には、派遣可能な医師、保健師、看護師を国で確保しておりますので、応援派遣体制の活用もあります。そして、社会保障に関わる国民の負担軽減は、医療、介護、福祉、公衆衛生の充実を図るという陳情の趣旨から外れています。これらのことを鑑み、陳情の趣旨と列記されている内容が現状にそぐわないため、不採択とし委員長報告に賛成いたします。
○伊藤浩平 議長 討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより陳情第16号を採決いたします。本陳情に対する
社会文教委員長の報告は不採択であります。本陳情は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
○伊藤浩平 議長 起立多数であります。よって、陳情第16号は
社会文教委員長の報告のとおり不採択と決定されました。
──────────────────────
○伊藤浩平 議長 この際暫時休憩いたします。再開は庁内放送にてお知らせいたします。
直ちに、
社会文教委員会の開催をお願いいたします。
休 憩 午前11時10分
──────────────────────
再 開 午後 0時30分
○伊藤浩平 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。議案第61号令和2年度諏訪市
一般会計補正予算(第9号)を日程に追加し、議題としたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、議案第61号を日程に追加し議題とすることに決定いたしました。
──────────────────────
△日程追加第12
議案第61号 令和2年度諏訪市
一般会計補正予算(第9号)
○伊藤浩平 議長 これより議案第61号令和2年度諏訪市
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎吉澤美樹郎
社会文教委員長 議案審査の報告に先立ち、
社会文教委員会は、本定例会で当委員会に付託された議案を審査するに当たり、本日全委員出席の下、関係部長、課長、係長の出席を求め慎重に審査を行ったことをまずもって報告いたします。
それでは、議案第61号令和2年度諏訪市
一般会計補正予算(第9号)について報告をいたします。
低所得の
ひとり親世帯臨時特別給付金に係る補正額2,613万3,000円で、累計額は275億7,111万9,000円となります。補正額の全額が民生費に計上されました。
主な質疑では、対象の409世帯に案内の通知をするのかとの問いに、今回の補正は国の2次補正で行われた低所得の
ひとり親世帯臨時特別給付金の基本給付の再支給となるため、その該当世帯には全て通知するとの答弁。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている独り親世帯への対応はとの問いに、国の2次補正分については来年2月まで受付をしているため、現在対象となっていない世帯も申請できるとの答弁。
振込までのスケジュールの短縮はできないかとの問いに、明日の閣議決定後郵送し、給付の意思の確認期間を1週間設け、その後の振込事務にかかる時間を考慮した結果、25日振込が最短となるとの答弁。
討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致可決であります。
○伊藤浩平 議長 委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって質疑を終結いたします。
討論に入ります。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第61号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は
社会文教委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤浩平 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○伊藤浩平 議長 以上をもって本定例会の日程は全て終了いたしました。
──────────────────────
閉 議 午後 0時34分
○伊藤浩平 議長 市長から挨拶があります。市長
◎金子ゆかり 市長 12月の定例会の閉会に当たり、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
本定例会は11月24日に招集し、本日までの17日間、連日慎重に御審議を賜り、提出をいたしました議案につきましては、いずれも原案のとおり可決、御決定をいただき、厚く御礼を申し上げます。
また、代表質問・一般質問では、
新型コロナウイルス感染症への対応、特に児童・生徒の教育や心身への影響、市内の経済に対する支援やその検証について、また、現在進行中の国道20号バイパスや柳並線、未来創造ゆめスクールプランやGIGAスクールについて、またさらに新たな事業としてゼロカーボンに向けた取組や業務のスマート化、受動喫煙防止条例の制定など、広い分野にわたって多くの質問や御提言をいただきました。
いずれの御意見、御提言につきましても、今後十分研究をさせていただき、来年度の予算編成や現在策定中の第六次総合計画の参考にさせていただきたいと存じます。
新年度の具体的な事業につきましては、3月定例会におきまして、施政方針などを通して明らかにしてまいりますが、ウイズコロナ、アフターコロナを見据えつつ、都市基盤整備に係る継続中の各種事業や当市の特色ある取組を進める計画、教育や福祉の向上につながる事業など、市民の皆さんが明るく元気に暮らせるまちづくりを進めてまいります。
さて、今年は
新型コロナウイルス感染症に翻弄された1年となりました。現在も全国的に猛威を振るっておりますが、国政におきましては、今月中には令和3年度の予算編成の基本方針や与党税制改革大綱が発表される予定であります。また、第3次補正予算を新年度当初予算と一体化した、いわゆる15か月予算を編成し、新型コロナの感染拡大防止策、ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現、防災減災・国土強靱化の推進を柱として経済対策に取り組んでいくこととしており、来年度への本格的な動きがスタートしております。
当市におきましても、先が見えない
新型コロナウイルス感染症ではありますが、油断することなく対応を図り、国の動向や市中経済の状況を見極めつつ、新年度予算案の策定をはじめとする新年度に向けての準備を進めてまいります。
さて、過日、小惑星リュウグウの土などを回収した小惑星探査機はやぶさ2のカプセルが、6年間、約50億キロメートルの航行を終え、地球に無事帰還するというニュースがありました。このはやぶさ2の機材には、諏訪市内の2社の製品が搭載されており、宇宙レベルの技術水準を当市の企業が提供している事実は大変誇りでもあり、またうれしく思います。
空気が澄んだ諏訪地方の冬の夜空に輝く星は手に取れるように近く、大きくきれいに見えます。はるか遠い空の星に諏訪の地で培われた技術が活躍している、そんなことを考えながら見る星はひときわ大きく輝いて見えます。この偉業は、太陽系の成り立ちや生命の起源の解明など、人類の大きな夢の実現と社会の発展に寄与することが期待されます。コロナ禍の日々にあって、未来につながるわくわくするようなトピックとなりました。
今年も残すところ半月余りとなりました。市民の皆様、議員各位におかれましては、コロナ対策に気を抜かず、くれぐれも健康に留意をされ、御健勝にて新しい年を迎えられますよう、また、来るべき令和3年がコロナ禍を力強く克服していくスタートの年となり、市民の皆さまにとってすばらしい年となりますよう心から祈念を申し上げ、閉会に当たっての御礼の御挨拶といたします。ありがとうございました。
──────────────────────
○伊藤浩平 議長 これをもって、令和2年第6回
諏訪市議会定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
──────────────────────
閉 会 午後 0時40分
以上会議のてん末を録し相違なきを認め、ここに署名する。
議 長 伊 藤 浩 平
副 議 長 森 山 博 美
議 員 近 藤 一 美
議 員 吉 澤 美 樹 郎
議案並びに請願・陳情の審議結果
市長提出
┌─────────┬────┬─────────┬────┬──────────┐
│ 事 件 番 号 │上程月日│ 付 託 委 員 会 │議決月日│ 審 議 結 果 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第45号 │ 2.11.24│
総務産業委員会 │ 2.11.24│原案可決 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第46号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第47号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第48号 │ 〃 │
社会文教委員会 │ 2.12.10│ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第49号 │ 〃 │両常任委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第50号 │ 〃 │
社会文教委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第51号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第52号 │ 〃 │
総務産業委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第53号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第54号 │ 〃 │
社会文教委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第55号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第56号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第57号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第58号 │ 〃 │両常任委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第59号 │ 〃 │
社会文教委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第60号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第61号 │ 2.12.10│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
└─────────┴────┴─────────┴────┴──────────┘
議員提出
┌─────────┬────┬─────────┬────┬──────────┐
│ 事 件 番 号 │上程月日│ 付 託 委 員 会 │議決月日│ 審 議 結 果 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議員議案第 4号 │ 2.12.10│省略 │ 2.12.10│原案可決 │
│議員議案第 5号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
└─────────┴────┴─────────┴────┴──────────┘
請願・陳情
┌─────────┬────┬─────────┬────┬──────────┐
│ 事 件 番 号 │上程月日│ 付 託 委 員 会 │議決月日│ 審 議 結 果 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│陳情第16号 │ 2.11.24│
社会文教委員会 │ 2.12.10│不採択 │
└─────────┴────┴─────────┴────┴──────────┘
議員議案第4号
諏訪市議会議員の政治倫理に関する条例を定めるについて
諏訪市議会議員の政治倫理に関する条例を次のように定める。
令和2年12月10日 提出
提出者
諏訪市議会議員 近 藤 一 美
賛成者 〃 岩 波 万佐巳
〃 〃 牛 山 智 明
〃 〃 井 上 登
〃 〃 廻 本 多都子
〃 〃 小 松 孝一郎
〃 〃 横 山 真
〃 〃 小 山 博 子
〃 〃 高 木 智 子
〃 〃 牛 山 正
〃 〃 藤 森 靖 明
〃 〃 森 山 博 美
〃 〃 吉 澤 美樹郎
〃 〃 小 泉 正 幸
諏訪市議会議員の政治倫理に関する条例
(目的)
第1条 この条例は、
諏訪市議会議員(以下「議員」という。)の政治倫理に関する規律の基本となる事項を定めることにより、議員の政治倫理の確立及び向上を図るとともに、議会の権威と名誉を守り、もって市民に信頼される民主的な市政の発展に寄与することを目的とする。
(議員の責務)
第2条 議員は、市民全体の奉仕者及び代表者として、市政に関わる権限と責務を深く自覚し、法令及び他の条例はもとより、第4条に規定する政治倫理基準を遵守して活動しなければならない。
2 議員は、自ら研さんを積み、資質を高めるとともに、市民の信頼に値する倫理性を自覚し、議員としての品位の保持に努めなければならない。
3 議員は、市民の声を広く聴取する機会を設けるとともに、市民活動に積極的に参加するよう努めなければならない。
(市民の責務)
第3条 市民は、主権者として公共の利益の重要性を深く認識し、議員に対し、その権限又は地位による影響力を不正に行使させるような働きかけをしてはならない。
(政治倫理基準)
第4条 議員は、次に掲げる政治倫理の基準(以下「政治倫理基準」という。)を遵守しなければならない。
(1)議員の品位及び名誉を傷つけ、市民の信頼を損なうような一切の行為を慎み、その職務の執行に関して市民の疑惑を招くおそれのある行為をしないこと。
(2)市が締結する請負契約、業務委託契約、物品納入契約その他の契約又は指定管理者の指定に関し、特定の者に有利又は不利となるような働きかけをしないこと。
(3)政治活動に関し、政治的又は道義的な批判を受けるおそれのある寄附を受けないこと。
(4)市職員の公正な職務の執行を妨げ、又はその権限若しくは地位による影響力を不正に行使させるような働きかけをしないこと。
(5)自己の地位を利用して、自己又は第三者が不正に利益を得る行為及び特定の個人又は団体が不当に不利益を被る行為をしないこと。
(6)市から補助金の交付を受ける法人その他の団体の代表に就任しないように努めること。
(7)市税等の納付を誠実に行うこと。
(審査の請求)
第5条 市民又は議員は、議員が前条の政治倫理基準に違反する行為を行った疑いがあると認めるときは、その理由を明らかにした文書を添えて、市民にあっては地方自治法(昭和22年法律第67号)第18条に規定する選挙権を有する者の1,000分の1以上の者の、議員にあっては2人以上の者の連署をもって、その代表者から議長に審査の請求をすることができる。
(審査会の設置)
第6条 議長は、前条に規定する審査の請求を受けたときは、速やかに
諏訪市議会議員政治倫理審査会(以下「審査会」という。)を設置するものとする。
(所掌事務)
第7条 審査会は、政治倫理基準に違反する行為の存否について審査を行い、その結果を議長に報告するものとする。
(組織)
第8条 審査会は、委員6人以内をもって組織する。
2 審査会の委員(以下「委員」という。)は、議員のうちから議長が指名する。ただし、審査の対象となる議員(以下「審査対象議員」という。)及び審査の請求を行った議員は、委員になることができない。
(任期)
第9条 委員の任期は、指名された日から当該請求を受けた事案の審査が終了するまでの間とする。ただし、議員の職を失ったときは、その任期を終了するものとする。
(委員長及び副委員長)
第10条 審査会に委員長及び副委員長を置き、委員の互選によりこれを定める。
2 委員長は、審査会を代表し、会務を総理する。
3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるとき、又は委員長が欠けたときは、その職務を代理する。
(会議)
第11条 審査会の会議(以下「会議」という。)は、委員長が招集し、会議の議長(以下この条において単に「議長」という。)となる。
2 会議は、委員の半数以上が出席しなければ、開くことができない。
3 会議の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。
4 会議は、公開とする。ただし、出席委員の3分の2以上の同意をもって、非公開にすることができる。
5 議長は、必要があると認めるときは、審査対象議員、審査の請求を行った代表者その他関係人に会議への出席を求め、その意見若しくは説明を聴き、又は資料の提出を求めることができる。
6 前項の規定により会議の出席又は資料の提供を求められた審査対象議員又は審査の請求を行った代表者は、これに応じなければならない。
7 第5項の規定により会議の出席又は資料の提供を求められた関係人は、正当な理由がない限り、これを拒んではならない。
8 議長は、審査対象議員から弁明の機会を求められたときは、これに応じなければならない。
(秘密の保持等)
第12条 委員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また同様とする。
2 委員は、公平かつ適切にその職務を遂行しなければならない。
3 審査会の運営に関し必要な事項は、委員長が審査会に諮って定める。
(審査の結果報告及び公表)
第13条 議長は、審査会から審査の結果の報告を受けたときは、速やかに、その結果を審査の請求を行った代表者及び審査対象議員に通知するとともに、公表しなければならない。
(措置の要求)
第14条 審査会は、議員が政治倫理基準に違反したと認めるときは、違反した議員に対して必要な措置を講ずるよう議長に求めることができる。
2 審査会は、議員が政治倫理基準に違反していないと認める場合であって、審査対象議員の名誉を回復する必要があると認めるときは、所要の措置を講ずるよう議長に求めることができる。
(違反に対する措置)
第15条 議長は、審査会から議員が政治倫理基準に違反したと認める旨の報告を受けたときは、議会運営委員会に諮り審査し、必要な措置を講ずるものとする。
2 前項に規定する審査に際しては、審査会による報告を尊重するものとする。
3 第1項に規定する審査に際しては、審査対象議員に弁明の機会を与えるものとする。
(補則)
第16条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、議長が別に定める。
附 則
この条例は、公布の日から施行する。
議員議案第5号
意見書の提出について
国土強靱化対策等の社会資本整備の推進を求める意見書を関係行政庁に提出したい。
令和2年12月10日 提出
提出者
諏訪市議会議員 牛 山 智 明
賛成者 〃 岩 波 万佐巳
〃 〃 井 上 登
〃 〃 廻 本 多都子
〃 〃 近 藤 一 美
〃 〃 小 松 孝一郎
〃 〃 横 山 真
〃 〃 小 山 博 子
〃 〃 高 木 智 子
〃 〃 牛 山 正
〃 〃 藤 森 靖 明
〃 〃 森 山 博 美
〃 〃 吉 澤 美樹郎
〃 〃 小 泉 正 幸
国土強靱化対策等の社会資本整備の推進を求める意見書
近年、我が国は、気象の急激な変化等により、豪雨、暴風・波浪、地震など自然災害の頻発化・激甚化にさらされており、住民の安心・安全が脅かされる甚大な被害が発生している。
こうした自然災害に備え、国民の生命・財産を守る「防災・減災、国土強靱化」の取組は、一層重要性が増しており、喫緊の課題となっている。
本市においては、市民の生命と財産を守ることを最優先に、大規模自然災害が発生しても機能不全に陥らせず、迅速な復旧復興が可能で強靱な地域づくりを推進するため、国土強靱化の取組を推進している。
よって、国においてはこれらの状況を踏まえ、対策を推進していくうえで、十分な予算を安定的かつ継続的に確保する必要があり、下記事項について措置されるよう、強く要望する。
記
1 「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」終了後も制度の拡充等を行い、国土強靱化等のための予算を5か年以上別枠で確保するとともに防災・減災に係る事業は、地域の実情を踏まえ、要件の緩和を講じること。
2 気候変動等を踏まえた治水事業の加速と財源を確保すること。
3 予防保全型メンテナンスを持続的に実施するために必要な予算と新たな財源を確保すること。
4 新型コロナ感染症収束後の経済のV字回復と地域の活力を取り戻すため、物流・観光等の経済復興のための道路ネットワークを整備すること。
5 景気の下支えとなる公共事業について、地域経済の早期回復を図るための補正予算等を編成するとともに、地域負担軽減のための財政支援を講じること。
6 迅速かつ円滑な災害復旧の実施や、地方公共団体に対する人的・技術的支援を継続的に行うため、地方整備局の人員・体制を拡充・強化すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年12月10日
長野県諏訪市議会 議長 伊藤 浩平
衆議院議長 大 島 理 森 殿
参議院議長 山 東 昭 子 殿
内閣総理大臣 菅 義 偉 殿
内閣官房長官 加 藤 勝 信 殿
総務大臣 武 田 良 太 殿
財務大臣 麻 生 太 郎 殿
国土交通大臣 赤 羽 一 嘉 殿...